令和3年度補正予算「コンテンツ海外展開促進・基盤強化事業費補助金(J-LOD)」第4弾 採択事業者(4月28日締切分)

※五十音順

1. アーチ株式会社
Webベースの絵コンテを活用したアニメ制作ワークフローDX
日本の商業アニメーション制作において「設計図」とも称される絵コンテを起点に、アニメ制作ワークフローのDXを目指す。具体的には、プリプロダクション工程で絵コンテのプロトタイピングをやりやすく、しかも複数名での合議をしやすくすることで絵コンテの質向上に寄与し、プロダクション工程でWeb上の絵コンテをコミュニケーションハブとして制作進行管理のDX化に寄与することを狙う。
2. IP FORWARD株式会社
IP認証システム及びグローバルNFTマネタイズ支援プラットフォーム「JPNFT」構築
近年、NFT市場が急拡大する中、日本IP業界にとっても大きなビジネスチャンスが到来している一方、日本IPを無断で利用した海賊版NFTも横行し、IPホルダに適正な利益が還元されていないのが現状である。これを解決するためにはWeb3.0時代に合わせた、IPライセンスの有無を簡便、確実に確認でき、正規IP利用の促進を図り、IPホルダに収益還元する仕組みの創設が必要となる。本事業はこれを提供し日本IP業界に新しい収益ルートを確保する。
3. クリプトン・フューチャー・メディア株式会社
演出制作用ソフトウェア電飾シンセの開発
ライブ配信の際、音楽に同期した照明がついているとライブが魅力的に演出できる。しかし照明機材は多様であり、表現の規模が大きくなると、音楽同様に照明のコンテンツ制作にかかる負担は大きくなる。一方で、照明業者の手を借りるのはコストが高い。そこで、音楽家に身近なシンセサイザーの方式を照明制御に導入し、MIDI情報を利用することで照明コンテンツの制作を支援する為のPCアプリケーションを開発する。
4. 一般社団法人日本出版インフラセンター
読書バリアフリー法への対応、情報発信力強化、国際標準化等に向けた出版業界のDX化促進のためのシステム基盤強化事業
出版業界が直面している読者バリアフリー法並びに著作権法改正への対応、多様な出版コンテンツへの対応による読者への訴求力強化、出版情報の品質向上・国際標準化への対応による収益力強化並びに国際競争力強化等の課題解決に向け、出版情報関連システムの基盤強化を行う事業。
5. 株式会社ぬるぬる
中国向けファンベース構築・運営支援システム開発事業
2022年度中に中国向けファンベースシステムを開発し、中国における日本人タレント・芸能人、アーティストなどのファンクラブサービスを立ち上げる。その後、実証実験を行い、中国ファンクラブビジネスの可能性を検証する。2023年度から本サービスを正式に開始し、本格化させる。